自由さが求められる最近のオフィス

オフィススタイルの変化

自由な オフィスレイアウト

ITの普及、そして自由なスタイルでの働き方の広がりなどから、企業オフィスのスタイルというのも変わりつつあります。

従来のオフィスのイメージはどのようなものでしょう。おそらく多くの人は、規則正しくレイアウトされた机や、冷たい印象の蛍光灯の光、面白みのないタイルカーペットなどのオフィス室内を思い浮かべるのではないでしょうか。実際現在でも、賃貸オフィス物件の多くは、そういったレイアウトに対応できるような形で借主を募集しています。

ところが、最近の企業の中には、このようなありきたりのオフィスレイアウトではなく、自由なレイアウトができることを望んでいる企業が増えています。そのため、古いオフィスビルなどは特に、従来の典型的なオフィス物件として管理するよりも、リノベーションオフィスとして自由なレイアウトが楽しめるオフィスとして管理したものの方が、ニーズが高まっているというわけです。

自由なリノベーションオフィス

では、ニーズの高いリノベーションオフィスとは、どのようなものでしょうか。

あるリノベーションオフィスビルでは、オフィスの中がまるでカフェのように作られています。照明は蛍光灯ではなく、温かみのあるライトなどがオシャレに配置され、床はむき出しのコンクリート。オフィス奥には、カウンターキッチンのような給湯スペースがあり、ところどころに観葉植物なども置かれています。社員はカフェのテーブルのような座席を自由に利用し、個人で作業をする人もあれば、大きなテーブルを使って何名かで打ち合わせをしている人もいます。

かつては、このようなユニークなオフィスは一部のクリエイティブな業種のオフィスだけでした。しかし最近では、ごく一般的な企業でも、このようなオフィススタイルを導入するところが増えているといいます。

リノベーションオフィスは、オフィスを自分たちの使いやすいようにカスタマイズできるというメリットがあります。リノベーションオフィスのニーズが近年増加しているのは、リノベーションならではの自由さが多くの企業に求められている証しなのです。