リノベーションオフィスの魅力

リノベーションで個性溢れるオフィス

増えるオフィス

古い建物などを改修し、より良い物件へと生まれ変わらせる「リノベーション」。近年、中古住宅などで多く行われるようになってきた手法です。

物件の改修というと、古くなってしまった住宅を修繕し、元の状態に戻すリフォームを思い浮かべる人も多いと思いますが、リノベーションの場合は基本的には元の状態よりも良い状態にすることを目的としています。古い部分を生かしながら、より価値の高い物件にするというのがリノベーションなのです。

さて、この「リノベーション」の手法は、最近では住宅だけでなくオフィス物件に対しても行われるようになってきました。リノベーションオフィスと呼ばれるものです。

いろいろなオフィスリノベーション

オフィスビルとして使われている物件を一棟まるまるリノベーションすることもあれば、もとは住宅だった物件をリノベーションしてオフィスに作り変えるケースもあります。特にコンパクトな物件は丸ごとリノベーションをしやすく、一棟をまるごと自社のオフィスとして利用したいという企業に人気があります。

リノベーションは、物件に手を加えることによって従来の物件にオリジナリティを加えやすくなります。そのため、デザイン事務所などのクリエイティブ感を重視するオフィスや、特殊なレイアウトが必要なサロン、ジムなどで使われることも多いようです。

また、住宅の場合のリノベーションと違い、オフィスリノベーションで人気が高まっているのが、倉庫をリノベーションしたオフィスです。都内でも、湾岸エリアなどには余っている倉庫が多いです。倉庫は賃料がリーズナブルな割に、天井も高く広々としているので、意外にも企業オフィスに向いているというわけです。倉庫独特の無骨な雰囲気も、リノベーション次第でオシャレなデザインとして見せることもできます。

そのほかには、外観などに趣が感じられる古民家などをリノベーションして雰囲気のあるオフィスを作る例も見られます。ユニークなところでは、昔ながらの銭湯をリノベーションしてカフェや居酒屋などにするケースもあります。