緊急時の手動操作機能

知っておきたい停電時のシャッター開閉方法

停電と電動シャッター

電気のある暮らしはとても便利ですが、落雷や地震、火災といった災害によって停電してしまうと、さまざまな弊害が起こりますよね。

そのため、電気を使った製品のなかには、災害時などの緊急時には電気を使わずに作動させられるような工夫がされているものがあります。電動シャッターもそのひとつ。電動シャッターは、スイッチ一つでシャッターの上げ下げを行うことができ、場合によってはリモートで動かすことができたり、複数のシャッターをまとめて操作することができたり、タイマー設定ができたりなど、とても便利な機能がたくさんついています。

しかし、電気で動いているこれらの便利な機能は、停電時には動かすことができなくなってしまいます。動かないことで不便が生じないシャッターであれば良いのですが、状況によってはシャッターが開かずに閉じ込められてしまったりする可能性も考えられます。

そのため、電動シャッターには必ず手動で操作ができる仕組みがそなわっています。

電動シャッターを手動で開ける

電動シャッターの緊急時手動操作機能の使い方は、シャッターの種類やメーカーによって異なりますが、基本的な操作は次の通り。

まずは、ブレーカーを落とします。これは停電が解消された際に急に電気が通ってシャッターが誤作動してしまうのを防ぐためです。ブレーカーを落としたら、シャッター上部や真ん中あたりに取り付けられている手動切り替えコードやチェーンを探します。

これらの手動切り替えコードを強く引っ張ることで、シャッターを手動開閉式に変えることができます。また、シャッターのメーカーや機種によっては、シャッターに非常用ロック解除装置というものが付いていることもあります。この装置がついているシャッターの場合は、シャッターに記載された操作方法に従って操作をすることでシャッターの手動開閉ができるようになります。

シャッターによっては手動開閉の場合非常に重く感じられるものも多いですが、無理に開閉してしまうとシャッターに歪みが生じてしまうので慎重に行いましょう。