防犯性とセキュリティ機能

ガレージシャッターの設置で防犯性を高める

増える車両盗難

車両盗難、という言葉を聞いたことがあるでしょうか?文字通り、車両(大抵は普通自動車)が盗まれるというのが「車両盗難」です。

自動車なんてあんな大きなもの、盗まれるはずがない、と思っている人も多いかもしれませんが、車を盗む場合には、犯人はエンジンさえかけてしまえば乗り込んですぐに逃げることができます。そのため、車というのは案外盗みやすいものといえるでしょう。日本損害保険協会が把握するデータによれば、2022年の車両盗難件数は2656件。ここ数年はコロナ禍で被害件数がやや減少していたものの、移動制限が緩和されたとたんに再び被害が増加しているのだとか。車両盗難を防ぐためには、イモビライザーや防犯システムの存在を知らせる点滅灯を使用したり、ハンドルやペダル、タイヤのホイールなどに取り付けて使う固定器具を使った防犯・セキュリティ対策が有効です。

また、驚くべきことに車両盗難は自宅のガレージなどでも発生することがあります。車を使わずに外出している間や、夜間などにコッソリ盗難されてしまうケースが多いといいます。そのため、ガレージにも防犯対策を講じておく必要があります。

設置するだけで防犯になる

ガレージの防犯対策として有効なのが、ガレージシャッターの設置です。車やバイクなどを駐車しておくガレージにはさまざまなタイプのものがあり、中には屋根も何もない場所に駐車しているというお宅もあるようですが、車両盗難が増えている昨今ではこれはとても危険。外部から人が侵入できないよう、ガレージの出入り口となる開口部には、安価なものでも良いのでシャッターを取り付けておくことをおすすめします。

正直なところ、安価な手動シャッターなどの場合は、ピッキングなどで簡単に開けられてしまうものも多いのですが、それでもシャッターなしですぐに車にたどり着けてしまうガレージよりは、シャッターを開けるという一手間を踏んでから車に到達するガレージの方が、窃盗犯としては「面倒な物件」ということになるはずです。

できればロック機構が複雑な電動シャッターだと、よりセキュリティ効果は高まります。